早生まれの保活で認可園を目指す為のポイントを大公開!

保活
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世間でも未だ大きな問題となっている保活。昔に比べて結婚しても働き続ける人の割合はかなり増えました。しかし、子供を産んだあとの復帰率はまだまだ高くありません。

近くに頼れる親族がいない、基本夫婦二人で子育てをしようと思っている家庭にとって、保育園に入れるかどうかは、仕事を続けられるかどうかの重要なポイントとなります。

結婚・出産しても仕事を続けたいのに、保育園に入れない。。育休延長の2年間の期限がきてしまい泣く泣く退職。保育園に入るための活動→つまり「保活」をしなければならないのです。

そんな中、私自身が実際に経験した2019年時点での東京23区内での保活(中央区の例)、そして激戦と言われる1歳児クラスの認可保育園内定までの経験談、やっておいたほうが良かったこと、保活必勝法をご紹介します。

これから保活を迎える方にとって少しでも参考になれば幸いです。

保育園内定の基準

中央区の認可保育園の内定基準は、

  • それぞれの家庭状況を点数として換算する
  • 合計点の高い人から順番に並べていく
  • 得点の高い人の第一希望から内定が決まる

というシステムです。

例えば、Aさんの点数が41点でBさんの点数が39点の場合、Bさんが第一希望で出している園をAさんが第10希望で書いていた場合、先に内定するのは点数の高いAさんの第10希望ということになります。このようにして全ての園の定員が埋まったところで、募集終了となります。

中央区ではここ最近1歳児クラスの内定率が55%くらいでした。つまり半分の人は待機児童になってしまうという状況です。おそらくタワーマンションなどが乱立し、急激に子育て世代が増えたことで保育園の建設が追いつかないのが原因ではないでしょうか。

 

加点について

早生まれの保活

「両親ともにフルタイム」が基礎点20点+20点=40点となります。

応募する人のほとんどがこの状態です。

逆に言うと時短勤務やパートタイムなどで40点以下の人はそもそも応募すら難しいと言う状態なのです。

つまり、全員がほぼ横並びの中、どこで差がつくのかというと

いかに加点があるかに尽きます。

加点の種類

基礎点にプラスされる「調整指数」と呼ばれる加点および減点項目が17個ほどあります。

生活保護やひとり親世帯など、特別な事情がある場合、プラスされる点数も4点〜7点と高いのですが、この辺りは一般的に当てはまることは少ないため説明は除外します。

下記の加点項目が現実的に使えるものとなります。

1.兄弟姉妹がすでに入所している保育園へ入所を希望する場合(該当園のみ)

兄弟がすでに入所している場合、申し込み児に+3点

つまり、希望する園にすでに兄弟が通っている人がたくさんいた場合、入れる確率はかなり低くなります。1人目保活の場合は、全く使えない加点なのですが、園の見学をするときに、兄弟がいる人が多そうか、と言うのを聞いておくと競争率がわかるのでおすすめです。

2.兄弟姉妹ともに入所を希望する場合

世帯に+1点

育休を2〜3年取れるような職場にお勤めの方で、2人以上子供を希望している人にはおすすめの方法です。上の子3歳、下の子供0歳のように同時に入所申し込みをすれば、世帯に加点が1点つきます。子供一人に付きではないので注意です。

3.家庭的保育事業または居宅訪問型保育事業を利用している場合

0歳・1歳クラスの申込児童に+1点

いわゆる保育ママと呼ばれるような2〜3人の小規模クラスで保育者の家で保育をする「家庭的保育事業」や、児童の家へ保育者がきて、マンツーマンで保育をする「居宅訪問型事業」を利用して仕事復帰している場合、+1点の加点があります。

しかし、上記二つの保育事業は2019年時点では10人未満しか枠がなく、私も申し込みはしていましたが、結局空きの電話が来ることはなく、現実的ではなかったです。

 

4.無認可保育施設に預けている場合 (重要)

申込児に+3点

条件は認証保育園、企業主導型保育園は除く無認可保育施設に申し込み締切日現在、2ヶ月以上有償(週3日以上1日4時間以上)で預けてる場合。

現実的にこの4番が第一子の人が確実に内定を得るためにできる方法です。

ただし、補助がでる認証保育園や企業型主導保育園は対象にならないため、月額10万〜以上はかかる無認可に6ヶ月以上預けることになります。

一部の区立保育園など、絶対にこの園に入りたい、というのが決まっている方は、

43点以上あることが望ましいので、上記の加点を狙いましょう。

 

育休から復帰して加点を狙う場合の注意点

早生まれ保活

上記の加点を狙うため、少しでも早く認可外に預けて復帰しようと考える方もいると思います。しかし、復帰の際に時短勤務で復帰した場合、勤務時間、日数によって点数が12点〜19点になった状態での申し込みとなるのです。

フルタイムのまま育休を続けて入れば、フルタイムの40点になります。

たとえ復帰後に時短勤務を取得する予定だったとしても、あくまで申し込み時点でどういう勤務状況なのか、が大事になるのです。

つまり、内定してから、時短勤務にするのはOKなんです!!

ここが意外と盲点です。

仮に認可外保育園に預けて、+3点もらったとしても、申し込み時点で基礎点が下がってしまい、40点以下になってしまっては元も子もありません。

認可外に預けて加点をもらう方は、フルタイムで復帰して、9月から3月まで続ける必要があります。

私はそこまでできる自信がなかったのと、1年は娘と居たかったので加点は無しで挑みました。

 

優先順位について

点数が同じだった場合、さらにそこから優先順位というものがあります。その中で第一子、加点なしの条件で見たときに、可能性があるものを紹介します。

待機している期間が6ヶ月以上

これはよく、早生まれが保活が不利だと言われる所以です。

4月産まれの子は、次の4月になる頃には1歳近くなっているので、産まれてすぐに申し込みをした場合、待機期間は11ヶ月になります。

しかし1月産まれの子はたった2ヶ月ほどしか待機期間がないのです。

保活のためにバースコントロールできる方もいるかもしれませんが、子供は授かりもの。

なかなか思うようには行きません。品川区には早生まれのための優先枠というのがあるそうで、産まれ月によって不公平なことが出ないようにしていただきたいと思います。

実際に最初に申し込んだ時は600番/800人中くら位でしたが、待機期間がついた後は最終的に450番くらいまで上がりました。

 

居住年数

中央区の場合、ほとんどが1年〜3年くらいの方が多いそうです。

結婚してから住み始める人が多いのだと思います。

この優先で上位を勝ち取るには5年以上住んでいると良いとのこと。

そう考えると、結婚して住む場所を考えるときに居住年数が保活の点数に関わるのがどうかも視野に入れて選ぶのも一つのやり方かもしれません。

正直そんな先のことまで考えるのかと思うと気が遠くなりますが、、、

 

 

希望園の選び方

中央区の場合、何園でも希望を書くことができます。私は20園書きました笑!

しかし、本当にいける可能性がない園は、書かないほうがいいです。

万が一合格してしまって、やはり距離が遠いからいけない、となり、「辞退」した場合べナルティが課せられてしまいます。

それまで積み上げてきた「待機期間」も0になってしまいます。

ですので、必ず行く気がある、通える範囲の園を希望順に書くようにしてください。

実際に保育園生活が始まると、自宅と保育園の距離は近ければ近いほど良いです。

天気が悪い日も、近ければなんとかなります。また、子供も寄り道して帰りたがったりなかなかグズグズするときも近距離なら、最悪抱っこして帰ることもできます。

また職場に近い園、というのも選択肢にあるかもしれませんが、お迎えも送りも、常に夫婦のどちらかに負担が偏りやすいので個人的にはおすすめしません。

穴場の園

佃大橋や、中央大橋を渡った先にある保育園はアクセスがあまり良くないので、人気はそこまで高くないようです。

また、早生まれの人におすすめなのが、0歳児クラスの募集がない、1歳児クラスからの園と新設の園です。

0歳児クラスがないということは、持ち上がってくる子供が居ないので、募集人数が多めになります。また新設の園も同様です。新設の園の情報なども区役所でこまめに聞いて行くがおすすめです。

令和3年4月新規開設予定園

基礎点が低い場合

ここまではフルタイムで認可園に入るためのやり方を書いてきましたが、もともと時短で働いて居たり、パートタイムで働いている方は、まず、「認証保育園」を検討するのが良いと思います。

認可のように点数で並べてコンピュータで決めるわけではなく、園長先生のさじ加減一つで入園が決まることや、ただ単純に申し込み順で決まるという園もあります。

早くから認証園の申し込み枠を抑えて置くことで、認可園に落ちた場合でも仕事に復帰できる安心感にも繋がります。

 

いつから準備を始めるか

2月上旬産まれまでの場合、2ヶ月後の4月入所の申し込みを、産まれる前からすることができます。実際の出産日が遅れてしまい、4月までに57日経たない場合は残念ながら使えないのですが、可能性が少しでもあるのならば、できる限り早くから申し込むことによって、待機期間が長くなるので大切です。

早生まれの場合は、妊娠したらすぐに保育園の情報を集め始めましょう。

スケジュール

妊娠発覚後

  • 区役所へ昨年の保育園入園申し込み冊子をもらいにいく。
  • 通える保育園の選定
  • 園についてインターネットで情報集め

 

安定期

  • 認証保育園へ見学開始→申し込みできるところはどんどんしておく
  • 認可保育園へ見学
  • 勤務証明書(両親とも必要)など会社へお願いする書類は早めに提出しておく

 

出産後

  • 園庭開放日など子供も一緒にいける見学会へ参加
  • 区役所で自分の現在の順位を確認
  • 1歳児クラスから受け入れの園の見学申し込み
  • 認可保育園が落ちた時のための、認可外保育園へ入園申し込み

 

 

まとめ

保活

保活について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

1歳児から2歳児クラスへ進級する場合、ほとんど新規枠が増えないのが現状です。

なので確実に復帰を考えている方は0歳児クラス、または1歳児クラスのどちらかには、必ず内定するつもりで動いたほうが良いです。

保育園の申し込み要項や、優先順位、加点の基準も毎年少しずつ変化しています。

私が早生まれで、加点がなくても内定できたのは、恐らく「待機して居た期間が長かった」という理由です。

保活を成功させる1番の必勝法は、自分の住んでいる区の区役所へ足蹴く通い、どんなに小さな情報でも集めることです。

それが内定への1番の近道になると思いますので頑張ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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